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血友病患者さんの充実した人生のために。
「ヘモフィリアToday」では、患者さんとご家族の方々、そして患者さんをサポートされる方々のお役に立つ、血友病関連情報をお届けしてまいります。

血友病をまなぶ 遺伝エリア

血友病をまなぶ 監修:地方独立行政法人 静岡県立病院機構 静岡県立こども病院
血液凝固科 医長 小倉 妙美 先生

遺伝

人の設計図、遺伝子

驚くべきことに、他の生きものもふくめて、すべての人間は目や肌の色、血液型など、その人の特徴が「遺伝子」と呼ばれる設計図に書かれている。もちろん、血液凝固因子を作る設計図もある。そしてその設計図は、親から子へ代々受けつがれていくんだ。これを「遺伝」と呼ぶ。だからきみが将来、親になって子どもが生まれたとき、きみの子どもはきみの遺伝子をもっているんだね。

遺伝子の箱、染色体

遺伝子と呼ばれる設計図は、体の中で「染色体」と呼ばれる箱におさまっている。そして、この染色体の中には、性染色体と呼ばれる、人の性別を決める遺伝子がおさまったものがあるんだ。性染色体には形が違うものが2種類(X染色体とY染色体)あって、男性はX染色体とY染色体をもつけれど、女性はX染色体を2つもつ。血液凝固因子を作る遺伝子は、X染色体におさまっている。このことが、血友病の多くが男性にみられることに関係しているんだ。

血友病と遺伝

設計図である遺伝子は、ときどき書きかえられることがある。その中で血液凝固因子を作る設計図が何かの拍子に書きかえられてしまうと、凝固因子がうまく作れなくなってしまう。これが血友病だ。
でも、書きかえられることは特別なことじゃない。それに、人間が進化できたのはこの書きかえのためだともいわれている。だから、凝固因子を作る能力も、目や肌の色、血液型と同じ、他の人と違ってあたり前なんだ。

血友病のきみにしかできないことを

人間の特徴は「遺伝子」と呼ばれる設計図に書かれているけれども、将来きみが何になるか、きみが何をするかは書かれていない。きみが何になるか、何をするかは、きみ自身が決めることだ。身長が低くてもプロのバスケットボール選手になった人もいる。血友病だからできないんじゃなくて、血友病だから他の人よりもたくさんできるってことを知っておいてほしい。まずは血友病を知って、自分で血友病を治療できるようになろう。そして、なりたい自分、なりたい未来に向かっていろんなことに挑戦しよう!

HG-JPN-0641

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