血友病とは

血友病は、出血を止めるはたらきを持つ血液凝固第VIII(8)因子または第IX(9)因子が他の人よりも不足している、またははたらきが弱いために血が止まりにくくなる病気です。

原因が第VIII因子の場合を「血友病A」、第IX因子の場合を「血友病B」と呼びます。

血友病の症状は?

血友病患者さんでは、健康な人なら自然に止まるような出血でもなかなか止まりません。

多くみられるのは内出血(関節内・筋肉内出血)です。出血が長く続いたり、何度も繰り返し起こったりすることによって、痛みや腫れなどが生じます。また、慢性的な症状としては、関節内の出血を繰り返すことで、関節が変形したり、痛みを生じたりします。

これらの症状は、現在では適切な治療によって抑えることができるようになっています。

血友病の遺伝と保因者

血友病は遺伝性の疾患で、多くは原因となる遺伝子が親から子に引き継がれることによって起こります。どのような遺伝形式で血友病になるのかを、正しく知っておきましょう。

血友病の歴史

血友病(出血性素因)に関する記述は、古代からみられます。治療法が進歩した現代に至るまで、どのような血友病の歴史があったのかを概説します。

学校・保育園などの先生

血友病のお子さんが通われる学校や保育園などの先生方に向けたページです。