イロクテイトをお使いの患者さんへ イロクテイトの副作用

イロクテイトの副作用

重症の血友病Aの患者さんを対象に行われたイロクテイトの臨床試験では、安全性評価対象例164例中、9例(5.5%)に副作用が認められました。
主な副作用(2%未満)として以下が認められています。

倦怠感、胸痛、冷感、熱感、頭痛、浮動性めまい、味覚異常、関節痛、関節腫脹、筋肉痛、下腹部痛、上腹部痛、血管障害*1、高血圧、徐脈、処置による低血圧、咳嗽、発疹

*1:血管障害...お薬を投与後に血管痛がみられました。

この他にも気になる症状があらわれた場合には、
すぐに医師または薬剤師にご相談ください。

イロクテイト添付文書より引用

イロクテイトの投与中に、特に注意しなければならない症状

凝固因子製剤の投与により、ショック、アナフィラキシーが起こったり、「インヒビター」が発生したりする可能性があります。以下に示すような症状があらわれた場合には、イロクテイトの投与を中止し、医師または薬剤師に速やかに連絡のうえ、医療機関を受診してください。

重大な副作用 主な自覚症状
ショック、
アナフィラキシー*2
主にめまい、しゃがれ声、眼と口唇のまわりのはれ、じんましん、判断力の低下、動悸、息切れ、息苦しい、体がだるい、考えがまとまらない、ほてり、意識の低下、ふらつき

*2:アナフィラキシー=非常に短い時間で全身にアレルギー症状が起こること。

インヒビターの発生 凝固因子製剤を投与しても効果が十分でないと感じた場合は、インヒビターができている可能性があります。特に凝固因子製剤を使い始めの時期や、短い期間に集中的に使用したときに、インヒビターができやすいことが報告されています。

イロクテイト患者向医薬品ガイドより引用

Q.「インヒビター」ができるとどうなるの?

体の中に「インヒビター」ができると、凝固因子製剤を注射しても、出血を予防したり止めたりする効果が弱くなってしまいます。

注射によって補充された凝固因子が、体の中に入ってきた異物とみなされて作られてしまう抗体*3 のことを、「インヒビター」といいます。
私たちの体は本来、病原体や異物から体を守るために免疫システムが働いて抗体が作られますが、凝固因子に対する抗体(=インヒビター)ができてしまうと、せっかく注射した凝固因子の効果が弱くなってしまいます。

*3:抗体=体の中に異物が入ってきたときに、その異物を体から排除するためにできるタンパク質。

Q.「インヒビター」ができるとどうなるの?

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