オルプロリクスが体の中で
長く作用する機序
オルプロリクスは、体の中にあるタンパク質が再循環する自然な経路を利用して、体の中で作用する時間を長くしています。
免疫グロブリンG(IgG)
IgGは私たちの体の中にもともと存在するタンパク質で、体の中に留まり、作用する時間が長いことが知られています。
オルプロリクス
オルプロリクスはIgGの「Fc」という部分に、血液凝固第Ⅸ因子を融合させています。
新生児型Fc受容体*1(FcRn)
体の中の様々な細胞に存在し、IgGが分解されないよう保護する役割をもっています。
*1:受容体=細胞の外にある物質と結合して刺激を受け取り、細胞の中に反応を起こす装置
免疫グロブリンは、体の中にもともと存在するタンパク質で、免疫システム*2の中で重要な役割を果たしています。
*2:免疫システム=体の中の病原体や異物を排除しようとする、体を守るためのしくみ
*その中でも免疫グロブリンG(IgG)は、血液中に最も多く存在し、体の中に留まり、作用する時間が長いことが知られています。
オルプロリクスは、このIgGの「Fc」という部分と、血液凝固第Ⅸ因子を融合させ、IgGが再循環する自然な経路を利用して、体の中で作用する時間を長くした遺伝子組換え血液凝固第Ⅸ因子製剤です。
MAT-JP-2005080-1.0-10/2020